スイス マロカン|芸術家

芸術は、“アート・セラピー”になる。

「59Rivoli」に入ってからは、ブルノの話とほぼ同じです。彼が言った通り、最終的にはスクワットをパリ市が買い取りました。ですが、実際にはまだまだすべてを勝ち得たわけじゃない。私は今でも、そこで絵を描き続けていますが、私たちのことを好きな人がいる反面で嫌いな人も少なからずはいる。なぜなら、「59Rivoli」はパリの中心部にあるので、住人たちが私たちを排除して取り戻したいという動きもあるからです。

参照:http://mcalp.fr/post/le-59-rivoli/59-rivoli-boite-a-bonheur-et-carte-de-suisse-marocain/

パリは世界一観光客の来る街と言っても過言ではなくて、いろんな国籍や人種、お金のある人もそうでない人も、ヒッピーも来ます。東京のように大きい都市なので、一生懸命働かなければ生活できないし、ストレスも溜まりやすい場所だと思います。だからこそ、彼らがこのスクワットに来ることでフラストレーションを発散して、ハッピーになって欲しいと願っています。芸術とはすべての知られていない病気を治すための“アート・セラピー”なので、私たちは「59Rivoli」に訪れてくれる人たちへ、そういう想いを伝える必要があります。