ジェイムス オザワ|写真家

捨てる勇気と、
その先に見つけたもの。

Photography:James Ozawa
Interview:K-suke Matsuda

自分に自信が持てない。そう感じた時に、やるべきことはただ一つ。不安に感じる要因を潰すこと。でも、人間はそんなに器用じゃない。向き合うことはとても大変だし、億劫になってしまうことも多い。ダイエットが良い例ではないでしょうか。「痩せればいい」のに、痩せられない。“おいしい生活”を失いたくないから、何か言い訳をつけては変わらずご飯を食べる。モリモリ。そして、運動をはじめる第一歩がなかなか踏み出せない。そう、僕の話です。

冗談はさておき、現状が“そこまで悪くない”と、それを変える強い意志を持つのは難しいということです。なんだかんだ、今の生活や積み上げてきたものに愛着があるはずなので。ところが、フォトグラファーのジェイムスさんは違いました。苦難の修行時代を経て、やっと手にした写真の仕事をすべて捨てて、オーストラリアへ旅立ったのです。突然に。彼を突き動かしたのは、「自分に自信をつけたい」という強靭な意志でした。その後、約1年の修行旅を経て日本に帰ってきた男はこう言い放ちました。「俺はもう変人と呼ばれてもいい。そんなことに負けないくらいの自信を手に入れた」。見違えるようにオーラをまとった彼が、現状をかなぐり捨てた先に見つけたもの。そこには、「自信=自分を信じる」ということの答えがありました。


ジェイムス オザワ/James Ozawa

1987年生まれ。写真家を目指すため、オーストラリアのシドニー大学を中退。写真家・結城剛太、山家学の二名に師事する。その後、株式会社ミディアムの写真部にて専属契約のもと2年間勤務。2013年にフリーランスとして独立。主に雑紙・広告を中心にファッション・ライフスタイル・料理の多岐にわたり商業撮影を手がける。2016年に、自身の最大のテーマである”愛“を写真に焼付ける方法を模索するため渡豪。2017年に帰国し、初の個展「The Dreamer -message from a human being-」を開催する。