ブルノ デュモン|芸術家

スクワットという文化。

「スクワット」の話をしようか。まず、どうやってやるのかということだけど、とくにルールはない。良い空き物件を見つけたら、持ち主が誰か探りを入れる。ヤバい人物が所有者の可能性もあるからね。問題がなさそうなら、中に忍び込んで鎖や鍵を壊して自分たちの錠前に変える。それから48時間(現在では15日間)経った後、そこに住んでいることを証明すればいい。方法は、その住所に自分宛ての手紙を出すことと、近所の人たちと仲良くなって挨拶をすること。それだけで自分たちが住んでいることを証明できるんだ。どちらにしても、必ず警察は来るので一回は必ず捕まるんだけど、裁判に持ち込むことができるようになる。でも、大抵は数ヶ月後には出ていかないといけなくなるけどね。

パリ市には、持ち主が値段が高騰するのを待って放置している物件がたくさんあるんだ。それらは中がとんでもなく汚くなっているので、スクワットしたらまずは掃除をしなければいけない。ちなみに、ビフォーアとアフターの様子を写真に撮っておくと裁判の時に役立つよ。パリ市はアパート同士が繋がっていることが多いから、物件を放置すると周りの建物にも迷惑がかかる。アーティストに使わせた方がみんなにとって良いと思うんだけどね。